区長メッセージ 第53号 平成23年9月26日 防災は日ごろの備えが大切です

更新日:平成23年9月26日

防災は日ごろの備えが大切です    品川区長 濱野  健

区長メッセージ
9月になっても暑い日が続いていましたが、ようやく秋風を感じるころになりました。

 区役所ではこの夏、冷房の設定温度28度の徹底、蛍光灯の一部消灯やエレべーターの一部停止など節電対策に努めてまいりました。
 また、区民集会所やスポーツ施設あるいは図書館等も臨時の休館日を設けたり、利用時間短縮など、区民の皆さま方にもご不便をおかけいたしましたが、節電に対してご理解とご協力をいただき、心から感謝申し上げます。
 9月10日以降は、通常の利用をしていただけるように進めているところです。

 さて、9月は台風シーズンを迎える時期でもあることから「防災の日」を中心に各地区において防災訓練が実施されています。
 訓練では、初期消火や救出救護の体験など実際の体験を通して、いざという時の対応に役立てていただこうとしています。
 災害が発生した時に、あわてずに適切な行動をとるためには日ごろからの「準備と訓練」が必要です。

 区では、安全・安心のまちづくりをめざして、小中学校に消火ポンプを設置、住宅・建築物の耐震診断および耐震改修等への支援、防災計画の見直し等を行っています。
 3月11日に発生した東日本大震災を受けて、保育園等の児童施設やシルバーセンター等の高齢者施設に防災グッズの配備を充実させました。

 このような「公助」も必要ですが、防災の基本は「自分の身は自分で守る」「自分たちの町は自分たちで守る」という意識をもつことです。自分で守る「自助」とみんなで守る「共助」を強化することで、災害の被害を最小限にしたいものです。
 すべてのことに備えることは困難ですが、身の回りや地域の中で、できることから備えを進めましょう。

 東日本大震災から6ヵ月が過ぎました。町並みは少しずつ復興されつつあるようですが、被災された方々には、生活の安定のためにまだまだご苦労が多いとお察しいたします。
 被災地の復旧・復興には長期間の支援が必要になります。区としても引き続きの支援を続けていくとともに、私たちが現在できることに取り組んでいくことが大切なことであると思います。