区長メッセージ 第68号 平成26年4月23日 品川区、英語少し通じます

更新日:平成26年4月23日

品川区、英語少し通じます    品川区長 濱野 健

濱野健 品川区長
4月3、4日に北品川の商店街で「英語少し通じます商店街」プロジェクトを開始しました。

この事業は、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、観光などで訪れる外国人を積極的にまちに受け入れる雰囲気をつくりだそうとして取り組んだものです。
お店を訪れた外国人のお客様に店主が片言でも英語で話しかけて、おもてなしの心を伝えることができたらいいと考えました。

商店の皆さんはドキドキしながら買い物客役の外国人を迎えたようですが、終わった後には「難しかったけど、ちょっと通じるとうれしいね」「なかなか面白かった。また、やってみたい」という声も届けられました。
地域の中で外国から訪れた方々を“おもてなし”する雰囲気をつくっていきたいと思います。

2020年に青年期を迎える子どもたちにも英語に親しみ、臆せずに会話を楽しんでもらいたいと考えています。
区では、平成18年度から区立のすべての小学校で英語教育を行っています。今年度は、さらに充実させていきます。

これまでの教育を通して、子どもたちは英語に慣れ親しみ、自信をもつことによって英語によるコミュニケーションの楽しさを肌で感じるとともに、コミュニケーション能力の基礎が身についてきています。
今年度小学校3校で、JTE(日本人英語指導者)の配置や、4年生が英語による生活体験のできる2日程度のイングリッシュキャンプをモデル実施いたします。

中学校では、実践的な英語のコミュニケーション力や国際感覚を身につけるための英会話教室「品川区グローバル人材育成塾」を開設します。ここでは英語力のみならず、日本や地域の文化・生活習慣などを学び、会話の内容を豊かにし、教養も深めてもらいたいと願っています。
また、区立中学校の校長に推薦していただき、各校1人の生徒をニュージーランド・オークランド市にあるリンフィールドカレッジに、25日間の語学研修へと派遣します。

小学校の英語教育のように今まで行ってきたものをさらに充実させるとともに、「英語少し通じます商店街」事業のような新たな試みを加えながら、品川区のまちに外国の方々を迎え、おもてなしをする、さらには国際社会でいきいきと活躍できる人材を育てていきたいと思います。

皆さんもどうぞ「英語少し通じます」おもてなしの心を一緒に育てていきましょう。