区長メッセージ 第23号 平成19年12月3日 預かり金紛失について

更新日:平成26年7月10日


平成19年12月3日

品川区長  濱 野  健

預かり金が紛失し、本日、警察に捜査を依頼しました。
区政への信頼を損なう事態を生じさせたことは誠に申し訳なく思います。
二度とこのようなことのないよう、全力で再発防止に努めます。


12月3日(月)、区は保管中の高齢者福祉施設利用者(故人)の預かり金のうち、100万円が紛失したため、警察に捜査を依頼しました。適正な管理を行うべき預かり金について、このようなことがおこり、関係者の方々をはじめ、区民の皆さまに、大変申し訳なく思っております。
預かり金の紛失などということは、万が一にもあってはならないことであり、再発防止に全力をあげてまいります。そのため、11月22日に本間副区長を委員長とする再発防止委員会を立ち上げ、経過の確認と原因究明に努めるとともに、全庁的に適正な事務が行われるよう、その徹底に取り組んでおります。

この間の本件に関する概要をご説明させていただきますと、

平成12年4月に都内の養護老人ホームに、区(福祉事務所)の措置として入所した男性が、平成16年8月に94歳で死亡されました。生前親族とは関わりがうすく、措置した区が遺留金品を預かり、相続人を調査し引き渡すことになりました。
死亡された男性には、親族が多くかつ死亡された方も多かったため、相続人を特定する調査が予想以上に難航いたしました。遺留現金は、会計管理室(当時収入役室)内の金庫室内に設置された所管金庫に保管しておりました。

平成19年9月、処理を進めるため、金庫内の現金を確認したところ紛失が判明しました。所管金庫は、課が管理する鍵で施錠し、金庫室入り口は会計管理室が管理する鍵で二重に施錠しております。

このような状況下での紛失でありますので、区として、内部調査に全力をあげ、再発防止委員会においても経過の確認と原因の究明に努めてきましたが、紛失発見から2ヶ月が経過し、これ以上の事実の解明は困難であると判断して、警察に捜査を依頼することに決めました。

本件につきましては、警察の捜査結果を受け、区として厳正に対処してまいります。その際には、区民の皆さまに改めてご報告させていただきます。