区長メッセージ 第21号 平成19年10月19日 とっさの時に、自分の家族やまちを守れるように

更新日:平成26年7月10日

 とっさの時に

 自分の家族やまちを守れるように

       

  平成19年10月19日
品川区長

濱 野  健

  (はまの たけし)

 もし、今大きな地震が起きたら皆さんはどうしますか?

 10月1日から、緊急地震速報が始まりました。10数秒後に地震が来ることがわかった時、まずは身の安全を守ることが大事です。そのためにも、とっさの時に何をすればよいか、日ごろから準備、訓練を重ねることは、とても大切なことです。

 各地区では、地区防災協議会主催の防災訓練が行われています。私も、9月は、大井第一地区や大崎第二地区の防災訓練を拝見させていただきました。

 初期消火訓練や応急救護訓練、地区の特色を生かした訓練など、地域の皆さんが簡単に参加できる実践的な訓練を行ない、たいへん熱心に取り組んでおられました。

 皆さんは消火器を使用したことがありますか?「あんなの簡単だ!」と思ってはいませんか?火災が急に発生したとき、冷静に消火器を使いこなすことができるでしょうか?日ごろの練習が大切です。

煙ハウスを体験
初期消火訓練
ミニポンプ隊のみなさん

 
 区においても、職員の防災訓練や緊急地震速報の対応訓練を行ったところです。

 区では学校避難所への非常発電装置の設置や備蓄物資の充実を図っていますが、災害時の対応は、なんと言っても「自らの命は自らが守る」「自分たちの街は自分たちが守る」という自主防災が基本です。

 どうぞこの機会にご家族やご近所の方と誘い合って地域の防災訓練に参加してください。

 区では、手助けが必要な方を近所の方が車椅子などで避難誘導し、その経路などを検証するワークショップや、地域防災の中心となって活動していただく防災アドバイザーの育成を進めています。昨年度から始まった防災アドバイザー研修は、既に137人の方が修了しています。
 また、消防団はじめ、区民消火隊、ミニポンプ隊の皆さんには、日ごろから地域の防災のため厳しい訓練を積み重ねていただいています。
   
防災アドバイザー研修
避難誘導ワークショップ
消防団の放水訓練