区長メッセージ 第20号 平成19年9月26日 新シルバー成人のみなさんに元気をいただきました!

更新日:平成26年7月10日

   新シルバー成人のみなさんに

   元気をいただきました!

       

  平成19年 9月26日
品川区長

濱 野  健

  (はまの たけし)
シルバー成年式の会場で

 

 9月は、区内で長寿を祝う催しが行われます。
 9月8日は、今年70歳を迎えたみなさんに新たな気持ちで活躍していただくため、「シルバー成年式」を開催しました。今年70歳を迎えた方は3,498人。当日は台風一過の好天に恵まれ、1,050人の方に参加いただきました。
 会場では、青稜高校や東京マックス美容専門学校の生徒さん、大勢のボランティアの協力もいただき、お化粧コーナー、品川の味、筋力トレーニング、お口のいきいきなど、様々なコーナーを設けることができました。
 お楽しみいただけたでしょうか?

 この日私は、シルバー成年式の記念式典で、参加されているみなさんの代表としてお二人の話を伺うことができました。


 阿部さんは、戦前に生まれ、高度成長期を支え、さらに情報化社会という新しい時代の中で活躍するライフスタイルを披露してくださいました。
 パソコンの訪問指導を続けている阿部さんは、「私の人生において、時代を区切る言葉は、戦前戦後というよりもインターネット前とインターネット後という言葉がぴったりくる」というお話がありました。70歳でインターネットとこのように深い関わりを持っておられることに驚かされました。

 

 権田さんは、品川区社会福祉協議会の支え愛の仕組みである「さわやかサービス」の協力会員として、おとしよりの方や障害者の家事などを手伝っていらっしゃいます。自分ができることを考え、ボランティア活動を続けることは並大抵ではありません。 また、ご主人が60歳になったことを区切りに、一度退職した保育士の仕事を再度始められ、子ども達と触れ合うことがとても楽しくやりがいがあったという話もお聞きし、権田さんのバイタリティに大変触発されました。

 

 70歳といえば古希ですが、お二人のようにご自分の特技や能力を活かし、いきいきと地域で活躍されているみなさんがいらっしゃることに心強い思いがします。
 高齢化というのは「地域で活躍する方が増える」ということなんですね。
 ぜひ、みなさんおひとりおひとりに地域の主役になっていただきたい。
 私も、みなさんが地域で活躍していただける場をさらに充実していきたいと考えています。

 また、12日には、100歳を迎える田上さんのお宅を訪問しました。
 田上さんは、明治41年生まれ。ふとんの上げ下ろしなど、身の回りのことはすべて自分でしていらっしゃいます。健康の秘訣を伺うと、笑顔で「体を良く動かし、食事は何でもおいしくいただくことかしら」と答えてくださいました。

 

 

 区内で今年100歳を迎える方は58人。これで100歳以上の方は118人になりました。ご長寿を心よりお慶びいたします。

 私は、今年8月に還暦を迎えたばかり。
 みなさんの元気に刺激を受け、勇気をいただきました。
 みなさんに負けないよう、品川区のまちづくりのためにがんばります!

 

シルバー成年式のようす

青稜高校のボランティアのみなさん
化粧コーナーでおめかし
筋力トレーニングの実演
品川の味(特選品)を賞味