区長メッセージ 第18号 平成19年8月2日 子どもたちが安心できるまちづくり

更新日:平成26年7月10日

  子どもたちが
     はつらつと活動できる
     互いに見守るまちづくりを

  平成19年 8月 3日
品川区長

濱 野  健

  (はまの たけし)

 

 夏休みの期間中、小学生50人に「品川区わんぱくパトロール隊員」になっていただき、区の生活安全パトロールカーに乗って防犯広報活動を体験してもらいました。
 町内では、生活安全パトロールカーから日ごろと違う小学生の声が流れてきたため、皆さんが振り返るなど効果は抜群。さらに友達も飛び入り参加するなど、子ども自身と見守る大人双方の防犯意識を高めることに大きく役立つことができたのではないかと思います。


 一方、品川区独自の先進的な取り組みとして2年前から実施している「まもるっち」。
 これは、正式名称を「近隣セキュリティシステム」と言い、子どもが「まもるっち」のピンを引っ張ると、緊急通報が区役所、保護者、登録してくださった地域の協力員などに届き、連絡を受けた大人がその場に駆けつけます。機械の力と人の力で子どもを守る品川区独自のシステムです。


まもるっち
イメージキャラクター



 「まもるっち」は、わんぱくパトロールの子ども達の胸にもちゃんとぶら下がっていました。夏休み中も小さな区民の皆さんが離さず身につけていただいているのを目にすると、うれしくなる反面、頼りにされているのだなと、改めて気を引き締めています。
 この「まもるっち」を引っぱった子どもたちは、状況確認の過程で一様に「おじさんやおばさんたちはすぐここに来てくれるの?」と尋ねてきます。子どもたちは町の皆さんが助けに駆けつけてくれることを信じているのです。




 「まもるっち」からの緊急通報に駆けつける協力員の方は、現在12,300人。ほかにも、我が町パトロール、町会、自治会、地区委員会、PTAなど様々な団体が子どものすこやかな成長を願い、見守ってくださっています。また、小学生の登下校の時間(午前8時と午後3時)に合わせて子どもを見守る「83(ハチサン)運動」など、地域の皆さんが子ども達を守る様々な活動に参加してくださるのは、大変に心強いことです。
 区の生活安全パトロールカーも5台に増え、警察官OB13人の職員が、月~土曜の朝7時30分から夜8時まで、区内を巡回しています。こういったまちぐるみの活動で、区内の犯罪件数は、毎年減り続けています。


 未来の品川を支える子どもたちが、安心してはつらつと活動できるよう、これからも区とともに子どもたちの安全を見守ってくださるよう、よろしくお願いします。