区長メッセージ 第12号 平成19年6月11日 交通事故防止 互いに見守るまちづくりを

更新日:平成26年7月10日

交通事故防止

 互いに見守るまちづくりを

  平成19年 6月 11日
品川区長

濱 野  健

  (はまの たけし)

 

 春の全国交通安全運動が5月11日から20日にかけて実施されました。
 今年は、例年よりひと月遅い実施でしたが、ちょうど新入生が学校に慣れた頃でもあり、各地区で交通安全教室も開かれました。町会、PTAなど大勢の皆様のご協力や、各種関係機関の取組みにより交通安全に対する意識が広がり、地域ぐるみの運動として大きな盛り上がりが図れたのではないかと思います。

八潮小学校 交通安全教室

 私も、町会などで設置して頂いた数多いテントの一部ですが、7つのテントを訪問しました。テントには安全運動にご協力いただいている区民の方が、おそろいの服や交通安全のタスキをかけて炎天下の中、付近の横断歩道を通行する歩行者の安全を守るため横断旗を掲げるなど、皆さん一人ひとりが熱心に取り組んでおられました。

 短時間ではありましたが、皆さんの元気はつらつとした運動に取り組む姿勢を目の当たりにし、色々なお話しを伺うことができました。来年以降も、各地区のテントを訪問させていただこうと思っています。これからも地域の安全を見守ってくださるよう、よろしくお願いします。


 品川区内における交通事故は、平成12年をピークに減少していますが、平成18年の交通人身事故件は1,611件、亡くなった方は5人いらっしゃいました。本年5月には、痛ましい事故が起こり幼い命が失われました。ご家族の方々には心からお悔やみを申し上げると共に、交通安全の取り組みをさらに強化しなければならないという思いを改めて強くしました。

 品川区交通安全計画に基づき実施してまいりました対策は、近年、交通人身事故件数・死傷者数が減少していることから一定の効果が現れているものと思いますが、今後とも、従来の交通安全対策を基本として継続しつつ、社会情勢、交通情勢の変化に対応し、より効果的な安全対策に取り組んでまいります。


 交通事故の防止には、区民の皆様との一体となった取組みが不可欠です。これからも、関係機関・団体との緊密な連携を図りながら地域総ぐるみ交通安全をモットーに交通事故防止に尽力する所存ですので、より一層のご支援、ご協力をお願いいたします。