区長メッセージ 第2号 平成18年12月8日 子ども達のすこやかな成長を願って

更新日:平成26年7月10日

濱野区長画像

子ども達のすこやかな成長を願って
幼保一元化を進めています

  平成18年12月 8日
品川区長

濱 野  健

  (はまの たけし)

 

 11月22日、のびっこ園台場をデンマーク首相夫人と安倍首相夫人が訪れました。のびっこ園台場の子どもたちは、さんぽの歌などで一行を歓迎。おふたりとも、にこやかに子どもたちの歓迎を受けてくださいました。

 本年6月にオープンしたのびっこ園台場は、台場幼稚園に保育園の機能を加えた品川区立の幼保一体施設です。
 今回は、幼保一体施設を含めた幼保一元化についてお話ししたいと思います。

国に先駆けて幼保一元化を進めてきました

 これまで、長時間の保育が必要な家庭は保育園に、小学校入学前に幼児教育を受けさせたい家庭では幼稚園にお子さんを預けるのが通常でした。国の制度においても、保育園は厚生労働省、幼稚園は文部科学省が所管しています。

 品川区は、どの子にも等しく就学前の教育・保育環境を向上させるために、国に先駆けて、幼保一体施設の整備を進めてきました。幼保一体施設では、0歳から5歳までのお子さんをお預かりし、幼稚園における幼児教育と保育園の長時間保育を兼ね備えつつ、さらに在宅を含め地域の子育て家庭が、誰でも交流できる場を提供しています。

  平成14年9月には、「二葉すこやか園」を、平成16年6月には、「ぷりすくーる西五反田」を、そして、本年6月、「のびっこ園台場」をオープンしてきました。


区立幼稚園では全園で預かり保育を行います

 幼稚園では、通常午前9時から午後2時まで(水曜日のみ午前9時から正午)お子さんをお預かりし幼児教育を行っていますが、本年9月からは、平塚・浜川・伊藤・八潮わかば幼稚園の区立4園で午後5時まで預かり保育を開始しました。この預かり保育は保護者が仕事などで保育が必要な場合にご利用いただくものです。来年1月からは、城南・御殿山・第一日野幼稚園でも同様の預かり保育を開始します。

 一方、区立保育園でも幼稚園や小学校との連携を深め、現在「就学前乳幼児教育プログラム」の作成を進める中で、0歳児からの系統立てた教育内容のさらなる充実に努めています。

 品川区では幼保一元化の考え方に基づき、幼稚園・保育園・幼保一体施設が、どの施設をお選びいただいても、お子さんに質の高い教育を受けさせることができ、小学校入学へスムーズな移行ができるよう、様々に工夫をし特徴を生かした運営をしています。

  これからも安心して子育てをしていただけるよう、地域の皆さんのご理解とご協力を得ながら、様々な子育て支援サービスを進めていきたいと思います。