トップページ > 教育委員会 > 教育施策 > 品川の教育改革「プラン21」 > 「プラン21」の実際 > 小中一貫教育の特色ある教育内容・方法 > 将来設計学習「ファイナンス・パーク」
将来設計学習「ファイナンス・パーク」
更新日:令和5年4月1日
「ファイナンス・パーク」のねらい
「ファイナンス・パーク」は、個人のお金に関する意思決定と進路選択を主たるテーマとする8年生向けの「生涯設計体験学習」です。
全12時間のカリキュラムとして編成されており、事前学習で習得した知識を「ファイナンス・パーク」で実際に活用しながら、お金と自分に関わる様々な選択を行います。
「ファイナンス・パーク」の学習は、教室で学んだことが社会の仕組みの中でどう機能し、どのように関係付けられ、どこで役立っているのかを1人1台配付されているタブレット端末によりオンライン上で体験するところが特徴です。学習を通して、情報分析、選択、資産運用などの消費者としての基本的技能を身に付け、将来、21世紀の社会で求められる能力をオンラインの環境の中で育み、進路選択や将来設計に役立つ資質や能力を育成することをねらいとしています。
対象
品川区立全中学校・義務教育学校(後期課程)の8年生
実施日時
平日(学校が選択した日)2時間目~4時間目
場所
品川区立全中学校・義務教育学校(後期課程)
内容
事前学習(8時間カリキュラム)
体験活動を行うために必要な経済や金融に関する基礎的な知識を学びます。例えば、月々の収入と支出について、貯蓄とローンについて、賢い生活費の使い方について計画的に学習します。
ファイナンス・パーク(3時間のカリキュラム)
「ファイナンス・パーク」の当日は、あらかじめ設定された(例えば、30歳、既婚、子ども一人、年収650万円など)一人の大人として行動し、その人の収入に応じて月々の家賃・食費・被服費・娯楽費・交通費・投資・預金などのお金(家計の収入や支出)に関する「意思決定」を行い、自らの関心事や希望するライフスタイル等に基づいて将来の進路を体験的に考える学習を行います。
事後学習(1時間のカリキュラム)
体験からわかったことや今後の学習に生かしていきたいこと等についてまとめます。
学習の成果(子どもの感想)
- お金を使う時には、環境面や衣食住のバランスを考える等、その時々に最善の判断ができた。
- 社会にはたくさんの会社や公的機関があり多くの人が関係し合って生活が成り立っていることが分かった。
- より良い生活には情報収集が欠かせず、判断基準となる自己の考えや生き方が大切であることを実感した。
お問い合わせ
教育総合支援センター
電話:03-5740-8200
FAX:03-3490-2007