25年度決算にみる財政の状況

区は、これまで培ってきた財政力と健全財政のもと、効率的な行財政運営に努めています。
25年度決算の財政状況を示す指標は下記のとおりで、引き続き財政の健全性を堅持しています。

　※（　　　）は前年度のもの

経常収支比率

財政の硬直化を示す指標で、おおむね70～80％が望ましいとされています。
品川区：76.8％（77.2％）　　　　　23区平均：82.8％（85.8％）　　　　　　

人件費比率

歳出（支出）に占める人件費の割合です。
品川区：18.8％（19.5％）　　　　23区平均：18.7％（19.5％）　　

基金（積立金）現在高

区の貯金にあたるもので、健全な財政運営を確保するために積み立てています。
品川区：755億円（700億円）　　　　23区平均：588億円（564億円）
　　　〈定額運用基金3億円を除く〉

地方債現在高

区の借入金で、現在の区民の方だけでなく将来の区民の方にも負担していただくものです。
品川区：207億円（233億円）　　　23区平均：251億円（275億円）　　　

普通会計

歳出総額を人件費や物件費などの性質別に分類すると次のようになります

　※構成比率はそれぞれ小数点第2位で四捨五入しているため、合計は必ずしも100.0％とならない。

平成25年度に実施した主な施策

○積極的に取り組んだ主な施策
　・防災対策
　　　防災拠点整備、避難所機能向上、区民への情報発信充実、建物の耐震化・不燃化推進、津波自主避難マップ普及・啓発など　
　・緊急経済対策
　　　中小企業事業資金融資あっせん、若者向け就業支援、プレミアム付き区内共通商品券発行助成など
　・総合的な待機児童対策
　　　私立保育園・認証保育所開設支援、家庭的保育（保育ママ）事業拡充、幼保一体施設開設など
　・高齢期の住まいと安心対策
　　　特別養護老人ホーム等整備（杜松小学校跡、平塚橋会館跡、上大崎三丁目）、サービス付き高齢者住宅等複合施設整備（西五反田三丁目）など

○各分野別の取り組み
　・だれもが輝くにぎわい都市
　　　スクエア荏原（荏原平塚総合区民会館）開館、町会加入促進、都市型観光推進、国民体育大会（スポーツ祭東京2013）開催など
　・未来を創る子育て・教育都市
　　　子ども・子育て支援事業計画策定、施設一体型小中一貫校（豊葉の杜学園）開校、「家庭の日」啓発事業実施、土曜日授業実施など
　・みんなで築く健康・福祉都市
　　　知的障害者通所作業所整備、要介護度改善ケア奨励事業実施、糖尿病重症化予防事業実施など
　・次代につなぐ環境都市
　　　河川・運河水質改善、公園・多目的広場整備など
　・暮らしを守る安全・安心都市
　　　やさしいまちづくりの推進（鉄道駅バリアフリー助成）、防犯カメラの設置促進、自転車安全教育充実など

 公営事業会計

　　　普通会計以外に、下記の会計を区分しています。

品川区の財務書類

国の指針に基づき、自治体の会計をわかりやすく、透明性を高めるため、四つの財務諸表を作成し、「平成25年度品川区公会計レポート」として公表しています。

財政健全化判断比率