品川区若者就業体験事業入社式

更新日:平成26年6月16日

~区内中小企業と若者をマッチング 正規雇用へ~

6月16日(月)、品川区就労支援研修センター(西五反田2-20-1)で、品川区若者就業体験事業の入社式が行われた。平均年齢24.3歳、20歳から33歳までの若者37人(男28人、女9人)が参加。就労に向けての初日とあって緊張を隠せない様子だったが、大きな返事やきびきびとした動作を見せるなど、正規雇用への熱意を前面に出していた。

「大きなチャンスを与えてくださった皆さまに感謝の気持ちで一杯です。就職できた際には就職先のさらなる発展に貢献するとともに、地域の活性化に寄与できるよう成長してまいります」。新入社員代表の安達祐喜さん(25)は、力強く、しっかりと前を見据えて正規雇用への気持ちを語った。

この事業は、就業意欲がありながら正規雇用の機会を逸した若年者を対象に、正規雇用の再チャレンジを応援するとともに、区内中小企業の人材確保と人材育成を支援することが目的。人材派遣・紹介業の(株)パソナと連携し、おおむね30歳以下の若年者に、ビジネスマナーなどの基礎研修(約1.5カ月)と、区内中小企業での就業体験(約3カ月)の場を提供し、就業体験先での正規雇用に結びつける。

導入初年度となった昨年は、参加36人に対し、26人が正社員、1人が1年後に正社員に転用される契約社員となり、高い就労実績を残している。事業に協力する(株)パソナの有村明 取締役常務執行役員は「品川区は昔から交通の要として栄えたまちで、大企業、中小企業、あらゆる企業の中心となっており、企業は新しい力を求めている」と、品川区で同事業を行うメリットについて語った。

この日は一人ひとりに辞令が交付され、名前が呼ばれると「はい」と大きな声で正規雇用への一歩を踏み出した。濱野健品川区長は「皆さんには“こうなりたい”という夢をもっていただきたい。一人でも多く正規雇用として働いていただけるように品川区も応援していきます」と新入社員へエール。就業体験後、派遣先企業との間で双方合意に至れば、最終的に正社員としての就職が決定する。

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