「大井町駅周辺帰宅困難者対策協議会」設立

更新日:平成27年4月28日

~目黒駅に続き、大井町駅でも本格稼働 ターミナル駅での帰宅困難者対策~

大井町駅周辺帰宅困難者対策協議会の設立総会が4月28日(火)、大井町のアワーズイン阪急(大井1-50-5)で開催された。区内ターミナル駅での帰宅困難者対策としては、目黒駅に続き2例目。

大井町駅は、JR京浜東北線、東急大井町線、りんかい線が乗り入れる区内の主要なターミナル駅の一つで、一日あたりの乗降客数は30万人を超える。首都直下地震が発生した場合、被災者や帰宅困難者などが多数発生することが予想される。
また、大規模地震等が発生した直後、警察、消防、区役所等の行政機関は、被災者の救出・救助活動に重点を置くため、駅周辺の帰宅困難者に対する公的支援には限界がある。そのため、駅周辺の事業者や各関係機関などが協力して、混乱防止に取り組む体制づくりが求められる。

同協議会は、今年1月の準備会を経て、この日、正式に設立。鉄道事業者のほか、大井町駅周辺の企業、教育施設、防災関係機関など31団体によって構成された。
大井町駅前で「アワヤ洋菓子店」を経営する本道治雄 代表取締役が、同協議会の会長に就任すると、本道会長は、東日本大震災時の駅前の様子を振り返り、「また大震災が起きたとしても、大井町が混乱に至らないようにみなさまと協力していきたい」と、地域防災に対する強い思いを語った。
総会では、活動目的や大井町駅周辺エリアの地域危険度、地域住民の避難行動の流れなどを共有。今年度は、図上訓練と「地域特性の確認」「エリア防災計画作成」に関する部会の開催を予定している。

平成25年4月に「東京都帰宅困難者対策条例」が施行され、品川区では、同年5月に目黒区と連携して「目黒駅周辺帰宅困難者対策協議会」を発足。平成27年2月には目黒駅周辺で実地訓練を実施した。大井町駅、目黒駅のほかに、品川区周辺のターミナル駅(品川駅、田町駅、蒲田駅、渋谷駅)においても、同様の取り組みが進められている。

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