宮古のさんま6,000尾 20周年記念「目黒のさんま祭り」開催

更新日:平成27年9月6日

目黒駅東口の誕生八幡神社(品川区上大崎2-13-36)周辺で9月6日(日)、「目黒のさんま祭り」が開催され、くもり空の下、炭焼きさんまの振る舞いに長蛇の列ができた。

平成8年、古典落語「目黒のさんま」にちなんで始められたこの祭りは、ビルが立ち並ぶ目黒駅周辺に、昔ながらの人情とあたたかさを取り戻そうと、目黒駅前商店街振興組合が企画。今回は、節目である20回目を迎えた。

今年も、岩手県宮古市から6,000尾の新鮮なさんまが届けられた。新鮮なさんまには、ミネラル成分豊富で、ほのかな甘みを感じる「宮古の塩」を振り掛け、和歌山県みなべ町の備長炭でじっくりと焼き上げられた。付け合せは、徳島県神山町のすだちと、栃木県那須塩原市高林の辛味大根で作る大根おろしにべったら漬というこだわりぬいた一品。目黒駅周辺は白い煙に包まれ、炭焼きさんまのおいしそうなにおいが来場者の鼻先をくすぐった。

昨夜10時に葛飾区から来たという男性は、「宮古のさんまはおいしいので毎年楽しみにしている。また来年も来たい」と話し、テレビのニュースでさんま祭りを知ったという6歳の女の子は、「お魚が大好きなので連れてきてもらった。まぐろみたいで(脂がのっていて)おいしい」と、笑顔で焼きたてのさんまをほおばった。

そのほか、新鮮生さんまや磯とろろが無料で配布され、肌寒い天候にぴったりのつみれ汁も無料で提供された。また、宮古市・神山町・高林・みなべ町の物産展や、無料の落語会「目黒のさんま寄席」が開かれ、ラジオ(AM1350MHz)でも生放送された。

品川区は、「目黒のさんま祭り」が縁で、宮古市と平成14年から災害時相互援助協定を結んでいる。平成23年の東日本大震災発生後には、品川区や商店街で多くの救援物資や義援金が集められ、宮古市へ送り届けられている。

※こちらの情報は、上記日付による報道機関向けのプレスリリースを掲載したものです。現在の事業等と内容が異なる場合がございますのでご了承ください。
※写真については、「しながわ写真ニュース」をご確認ください。写真のないプレスリリースもあります。