元サッカー日本代表選手北澤氏と一緒にブラインドサッカーの魅力と可能性を発見

更新日:平成28年2月6日

「元サッカー日本代表選手北澤氏によるブラインドサッカー講演会・体験会」が2月6日(土)、スクエア荏原(荏原4-5-28)で行われた。ブラインドサッカーは、2020年東京パラリンピックにおいて、区内で開催予定の競技であり、ブラインドサッカーの認知度向上と障害者スポーツへの理解を深めることが目的に開催された。

体験会には、小学3年生から70代の約50人が集まり、品川区の青少年地域貢献活動ボランティア「しながわ役立ち隊」もボランティアとして参加者をフォローした。講師には、ブラインドサッカー日本代表(強化指定選手)の落合選手(FP)、加藤選手(FP)、佐藤選手(GK)、藤井ガイド、そして元サッカー日本代表選手北澤氏を招き、参加者はトップアスリートたちから直にブラインドサッカーのコツを学んだ。

体験会では、まず、落合・加藤両選手がリズミカルなパスやスピード感のあるドリブル、正確なシュートを披露。参加者は驚きの表情を見せていた。続いて、北澤氏がプレーを披露し、「音に対する集中力が大切」と指導。
その後、参加者たちもアイマスクを着用し、ブラインドサッカーを初体験。目隠して走る練習からトラップからのパスやシュートを体験。参加者は、言葉で伝えることの難しさや声を掛け合うことの大切さを実感した様子だった。

講演会では濱野区長が、「パラリンピックの認知度を広げていくことで、支援者を増やしていきたい。障害者スポーツへの活動サポートを大切にしたい」とあいさつ。北澤氏は、父親の勧めがあってサッカーと巡り合ったことなどを話し、「ミスをしても許される環境を大人たちが率先して築いてほしい」と、子どもたちが何にでも挑戦することができる環境を用意することの大切さを説いた。その他にも、ブラインドサッカーと知り合ったことでスポーツに対する捉え方が変わったことなどを語った。
続いて行われた、北澤氏、ブラインドサッカー日本代表選手らによるトークセッションでは、ブラインドサッカーを始めたきっかけ、体験談や魅力を始め、スポーツの持つ力について、意見が交わされた。参加者は、障害者と健常者が共にできるブラインドサッカーの魅力に魅了されたようだった。選手たちは、最後に2020年東京パラリンピックに向けての意気込みを語ってくれた。

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