ライバルは昨日の自分!区立小学校で「夢・未来」プロジェクト

更新日:平成28年7月7日

~オリンピアン・女子バレーボール元日本代表の杉山祥子氏が児童と交流~

 オリンピアンと児童が交流する「夢・未来」プロジェクトが7月7日(木)、区立台場小学校(東品川1-8-30)で開催され、アテネ・北京大会の女子バレーボール元日本代表の杉山祥子氏が同校を訪問。講演会と実技指導が行われ、1~6年生の児童約240人が参加した。

 このプロジェクトは、幼児・児童・生徒が、オリンピアンやパラリンピアンなどとの直接交流により、オリンピック・パラリンピックの理念や価値を理解し、スポーツへの関心を高め、夢に向かって努力したり困難を克服したりする意欲を培い、進んで平和な社会や共生社会の実現に貢献できるようにすることが目的。東京都教育委員会及び生活文化局が、都内の幼稚園や学校などにオリンピアンやパラリンピアンを派遣している。

 講演会では、高校から本格的にバレーボールに打ち込んだという杉山氏が、試合に出られなかった時期にこつこつ積み重ねた練習や2000年シドニー大会の最終予選であと一歩のところで予選敗退してしまった挫折の経験などを話し、オリンピック出場までの道のりを“財産”と表現。オリンピック出場のために心掛けた“誰にも負けないものを1つ作る”“ライバルは昨日の自分”という2つの言葉を紹介し、児童たちへ「夢をかなえるのは簡単ではないけれど、誰もが可能性を持っている。あきらめすに継続すると夢は近づいてくる。今できることに取り組み、小さな目標を1つずつ超えていってほしい」とメッセージを送った。

 その後、バレーボールの実技指導が行われ、児童たちは仲間と協力し合いながら楽しく参加。児童たちは、「夢をあきらめないことの大切さを教わった」「バレーボール部に入りたいと思った」など、それぞれ感想を述べていた。

 平成27年度のオリンピック・パラリンピック推進校である同校は、本年度、「夢・未来」プロジェクトを通じて、児童の運動・スポーツへの興味・関心を高めるとともに、自己実現に向けての努力や困難に立ち向かう意欲などの向上を図る。

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