東京都畳材料商業協同組合が“災害時用の畳”100枚を区に寄贈

更新日:平成28年9月23日

~災害時における畳の優先供給に関する協定を締結~

災害時用の畳100枚が9月23日(金)、東京都畳材料商業協同組合(東品川3-21-15)より品川区に寄贈され、畳の日を記念したイベント「畳ワールド in 東京」(会場:池袋サンシャインシティ)で贈呈式が行われた。

同組合 後藤理事長は「畳表の材料“イグサ”生産高日本一の熊本県で、大規模な地震がありました。避難所の床の上に直接毛布を敷いて休んでいる避難者を見て、せめて、畳の上で休ませてあげたいと思い、東京で災害があった場合に活用してもらうべく、当組合の事務所のある品川区へ畳を寄贈することを決めました」と、経緯を語り区防災担当に畳を手渡した。

この畳は、和紙を加工・製造したもので、通常の畳に比べ重量が4分の1程度と軽く、丈夫で変色しにくいのが特徴。後藤理事長は「10年、20年は、ほぼ色あせしないので、いつ使用することになっても被災者が気持ちよく使うことができる。軽いので女性や子どもでもセッティングできる」と、メリットを強調した。

また、区と同組合は、同日付で「災害時における畳の優先供給に関する協定」を締結し、畳の優先的な供給と保管をお願いした。寄贈された畳は、同組合の倉庫に保管し、有事の際に避難所に配送する。

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