戸越公園でクロマツの「こもはずし」

更新日:平成29年2月13日

区立戸越公園で平成29年2月13日(月)、クロマツの「菰(こも)はずし」が行われた。

 菰はずしは、立冬の頃に松の木に巻きつけておいたわらを、虫が動き出す啓蟄(けいちつ)の頃に取り外し、中に入っていた害虫を駆除する作業。啓蟄は、土の中で冬ごもりをしていた虫が、暖かさに誘われて穴から出てくる頃という二十四節気の一つ。本年の啓蟄は3月5日だが、暖かい日には虫が動き出すため、動植物の動きを観察して本日行った。

 戸越公園では、昨年11月8日に公園内にある35本のクロマツの木に菰巻きを行った。虫は冬の間、寒さを避けようとわらの中に入り越冬する。菰巻きから3カ月。本日、菰はずしを行った。虫が動き出すにはちょっと肌寒い陽気だが、「光の春」と呼ばれるように陽は春を感じるものだった。わらの中には、松の葉を食べるマツカレハの幼虫マツケムシや、ササの新葉を食べるタケノホソクロボなどが越冬していたのが確認できた。菰をはずした後の松の幹にも害虫が隠れていないか、慎重に調べた。すべてのクロマツの菰をはずした後、マツケムシを食す益虫のヤニサシガメなどは木に戻し、害虫だけをわらと一緒に駆除した。

 この日は、戸越公園に隣接する文庫の森(豊町1-16)でも、園内にあるアカマツなどマツ科の樹木9本の菰はずしが行われた。菰はずしが終わると、間近に迫った春の気配が感じられるようになる。

【戸越公園】
住所:品川区豊町2-1 /面積:18,255平方メートル
開園時間:終日開園(無休) /入園料:無料
特徴:肥後の国熊本藩藩主細川家の下屋敷跡を公園として整備。池を中心とした回遊式庭園で、大名式庭園の面影を残す区民の憩いの場になっています。
電話:03-3782-8819 /交通機関:東急大井町線戸越公園駅徒歩7分

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