～品川に蘇る江戸時代の華やかさ おいらん道中・江戸風俗行列～
 
　第28回「しながわ宿場まつり」が9月29日(土)・30日(日)、旧東海道品川宿にあたる八ツ山（北品川1）から青物横丁（南品川3）で行われる。

　しながわ宿場まつりは、東海道五十三次で最初の宿場町として栄えた品川の伝統と文化遺産を若い世代に伝え、地域を活性化させようと始められた催しで、例年、両日で8万人前後の人出を記録する。主催は、北品川本通り商店会、北品川商店街協同組合、京急新馬場商店街振興組合、青物横丁商店街振興組合。
期間中は、聖蹟公園(北品川2-7-21)で日本全国の物産展が一堂に会する「日本各地の恵み」やライブステージなど、各所で様々な催しが行われる。

　29日には、大勢の見物人で賑わう「おいらん道中」（午後4時出張り、4時30分出発）を開催。多数の応募者の中から厳正なる選考によって選ばれた5人が、華やかに着飾ったおいらんとして、東海道八ツ山口(京浜急行線 北品川駅前) の踏み切り付近から品川橋(北品川2-30付近)まで約1キロメートルを、高下駄を履いて、吉原流の歩き方「外八文字」で練り歩く。

　30日の正午からは、「江戸風俗行列＆交通安全パレード」が東海道八ツ山口をスタートし、旧東海道が江戸時代にタイムスリップする。
公募で選ばれた約100人が、武士・町人・町娘・岡引・飛脚などに扮して、品川寺(ほんせんじ、南品川3-5-17)までの旧東海道約2キロメートルを歩く。また今回、ニュースキャスターの新井恵理那さんが品川警察一日署長を務め、パトカーに乗り交通安全パレードを先導。その他、品川寺での火渡り荒行や森重流砲術鉄砲隊の演武、辻落語、和太鼓演奏など、趣向をこらした様々なイベントで来場者をもてなす。