江戸東京野菜“品川カブ”の品評会に46団体・個人が出品

更新日:平成30年12月23日

江戸東京野菜「品川カブ」の品評会が12月23日(日)、品川神社(北品川3-7-15)の境内で開かれ、丹精を込めて育てた自慢の品川カブが並んだ。

 この品評会は、今年で7回目。年々参加者が増え、開始以来最多の46団体・個人が出品し、会場となった神社の境内は大勢の人でにぎわった。

 審査会では、審査員が収穫された品川カブの形や大きさ、葉の色や全体のバランスなどをチェックし、品川カブを育てた子どもたちは、種まきから収穫までにがんばったことや工夫したこと、収穫後の料理についてなどをプレゼンテーション。紙芝居を使ったり、歌や劇仕立てなど、団体ごとに工夫をこらして品川カブへの思いをアピールした。

 金賞を獲得したのは、4年ぶりの復活受賞となった品川学園(荒川 右文校長)。子どもたちのみならず担任の先生たちもガッツポーズ。感想を聞かれた子どもたちは、「プレゼンテーションで失敗したので、受賞は無理かと思いました」「また金賞が取れてうれしいです」「水やりが大変だったけど、ちゃんと毎日水やりを続けました」と満面の笑みで答えていた。

 品川カブは江戸時代に品川宿周辺地域で栽培されていたカブの一種。長さ20センチメートルほどで見た目は大根に近く、主に漬物などに加工されていたが、明治以降は生産が減り文献上のものとなっていた。この品川カブを復活させたのが「東海道品川宿なすびの花」代表の大塚 好雄さん。幼稚園、学校、区民農園利用者などに種子を配布し、生育指導を行うなど品川カブ普及に尽力してきた。

 

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