品川区では「家庭の日」である3月3日（日）から、品川区役所で出生届を提出した方に対して、区が独自に作成した「出生届－赤ちゃんとの記念用」（実際の届出としては使用不可）の配付を開始した。

　この出生届は、新たな家族が誕生した喜びと感動をいつまでも大切にしていただくため、永く保管できるよう厚めの台紙を用いた三つ折りの仕様で作成した。しながわ観光大使シナモロールを中心としたデザインのものと、区内の公園を特徴的な遊具とともにイラストで紹介したデザインのものの二種類から好みに応じて選べる。

　両デザインとも、子どもの命名に込めた想いやご両親からのメッセージ、1歳までの成長記録などが書き込めるほか、ご家族の写真、赤ちゃんの手形・足形を記念として残すためのスペースも用意されている。

　この日、出生届の提出に訪れた父親たちは、受け取ったオリジナル出生届を手に、「将来、娘の結婚式などで渡すときに、品川区で産まれ、育ったことがわかるように、思い出をたくさん綴っていきたい」「記録用としてありがたい。一人目の子どもなので、成長の記録を大事に書き込んでいきます」と笑顔で話した。