東日本大震災から約8年 品川区防災フェアを開催-23区初の防災に関するオリジナルVRも公開

更新日:平成31年3月9日

 第35回品川区防災フェアが3月9日(土)、しながわ中央公園西側エリアと区役所内のしながわ防災体験館を会場に行われ、朝から大勢の家族連れなどでにぎわった。

 このイベントは今回で35回目。東日本大震災から得た教訓を忘れず、防災意識の高揚を図るため、警察署、消防署、自衛隊など、各防災関係機関と協力して毎年開催している。
オープニングセレモニーで濱野区長は「大震災などの被害を完全に防ぐことは難しいが、災害が発生しても区民が安全・安心に生活が続けられるようなまちを作っていく努力を続けることが、我々に課せられた責務だと考えています」とあいさつ。続いて、長年にわたり「区民消火隊員」「ミニポンプ隊員」を務めた区民54人へ感謝状を贈呈した。

 イベント会場では、はしご車の乗車体験や地震体験車による地震体験、ハイパーレスキュー隊による訓練披露やまとい振りの実演などのほか、防災に関するブースが数多く並び、区と自衛隊によるカレーや豚汁の炊き出しも行われた。

 また、この日から防災に関するオリジナルVRも初公開した。平成30年6月に導入済のビル火災からの避難を体験できるVRに加え、マンション室内における長周期地震動を体験できるマンション編と地震発生直後の避難を体験できる避難編を新規に導入。防災フェアの会場で避難編を体験した女性は「映像がとてもリアルで、本当に災害を体験しているようだった。実際に災害が発生した時の行動の参考にしたい」と話していた。

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