目黒のさんま祭り ~ 岩手県宮古市からのさんまを7,000人に提供

更新日:令和元年9月8日

 目黒駅前の商店街周辺で令和元年9月8日(日)、「目黒のさんま祭り」が開催され、炭焼きさんまの振る舞いを楽しもうと、多くの人でにぎわった。

 平成8年、古典落語「目黒のさんま」にちなんで始められたこの祭りは、ビルが立ち並ぶ目黒駅周辺に、昔ながらの人情とあたたかさを取り戻そうと、目黒駅前商店街振興組合青年部が企画。今回で24回目を迎えた。

 今年も岩手県宮古市から7,000匹のさんまが届けられた。さんまには、ミネラルが豊富で、ほのかな甘みを感じる「宮古の塩」を振り掛け、和歌山県みなべ町の備長炭でじっくりと焼き上げられた。付け合せは、徳島県神山町の芳醇すだちと、栃木県那須塩原市の辛味大根で作る絶品大根おろし。目黒駅周辺には炭焼きさんまのおいしそうなにおいが広がり、長蛇の列をつくった来場者の食欲をそそられていた。

 母親と一緒に訪れていた小学3年生の男の子二人は、「焼きたてのさんま、最高」とさんまに舌鼓を打ち、また、都内から来た女性二人は、「初めて来ましたが、2時間近く待ちました。これから美味しくいただきます」と笑顔を見せていた。

 その他、生さんまやつみれ汁も無料で提供された。また、目黒駅前ロータリーでは宮古市・神山町・那須塩原市・みなべ町の物産展が、品川区立上大崎特別養護老人ホーム(品川区上大崎3-10-7)では落語会「目黒のさんま寄席」が開かれ、寄席はインターネットテレビでも生放送された。

 品川区は平成14年、この「目黒のさんま祭り」が縁で、宮古市と災害時相互援助協定を締結。平成23年の東日本大震災や台風による被害の発生後、品川区や商店街で多くの救援物資や義援金が集められ、宮古市へ送り届けられている。

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