旧三井文庫第二書庫 国登録有形文化財へ

更新日:令和元年11月15日

文庫の森(品川区豊町2丁目)にある旧三井文庫第二車庫が、令和元年11月15日(金)付けで国の文化審議会から文部科学大臣へ答申されたことを受け、国の登録有形文化財となる運びとなった。

同書庫は、三井家の資料を管理する三井文庫の書庫として大正11年(1922)に、当時の最新建築技法と職人の技によって造られた。壁で建物を支える壁式鉄筋コンクリート造で、現存する中では最古級の建物といわれている。この造りにより、書庫の空間を広くとることが可能となる。
タイルを張ったように見える外壁は、実はモルタルをタイル風に仕上げたもので、東京駅でも使われている覆輪目地が施されている。
書庫内部は、コンクリートで囲まれており、当初から資料保管、特に防火を意識したつくりになっているが、竣工翌年の関東大震災の教訓を受け、窓を半分塗りつぶすなどの一層の防火対策が施されており、資料保存への高い意識を垣間見ることができる。
このように丁寧な仕事で造られた建築史的に貴重な建物であり、防災や資料保管の大切さを教えてくれる旧三井文庫第二書庫は、戦後は国文学研究資料館の書庫としても使われていた。

平成20年(2008)、同館の移転に伴い、跡地を品川区が防災公園として整備した際、貴重な文化財として必要最小限の修理を施した。公園の名もこの倉庫にちなんでつけられるなど、現在も文庫の森のシンボルとなっている。
安全上の問題等から中に入ることはできないが、フェンス越しにタイル風の外壁や市松模様状にふさいだ窓などを見ることができる。

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