新型コロナウイルス感染症の影響を機に 品川区のひとり親家庭等に送る坂井市産のお米

更新日:令和2年3月10日

 品川区と連携・協力に関する協定を締結(※)している福井県坂井市(坂本憲男 市長)が令和2年3月6日(金)、品川区のひとり親家庭等を支援するため、ふるさと納税「思いやり型返礼品プロジェクト きふと、(寄贈型)」を活用し、返礼品米の受付をスタートした。

 今般の新型コロナウイルス感染症の影響により、品川区は現在、区立学校全校を4月5日(日)まで休校としており、給食がなくなった各家庭では、自宅での食事の機会が増加。ひとり親家庭等では、主食である米が不足する事態となっている。
 また、様々な理由で子ども食堂のような場に行くことができない ひとり親家庭等に食品を直接配送する「しあわせ食卓事業」においても、配布予定の米等が不足している。
 一方、坂井市においても、市立小中学校が休校となり、給食用の米に余剰が生じている。

 坂井市は今回、こうした品川区の現状に配慮し、7千円以上のふるさと納税をした際の返礼品として、坂井市産の米5キログラムを品川区のひとり親家庭等に届ける支援を決めた。経費を差し引いた寄附金の残額は、区との連携事業に活用される。区が必要としている300食分に達した時点で終了予定。

 今回の支援を受け、濱野 健 品川区長は、「こうして支援いただけるのは、大変ありがたい。今後、品川区としても、坂井市さんとの連携を引き続き深めていく中で、何かしらの恩返しをしていきたい」と感謝の意を表していた。

※品川区は「特別区全国連携プロジェクト」をきっかけに、連携・交流を進めてきた坂井市と、連携・協力に関する協定の締結に合意し、昨年9月、品川区役所で協定締結式を行った。

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