廃棄用品を活用 区役所窓口での感染防止に一工夫

更新日:令和2年4月23日

品川区は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、戸籍住民課の窓口に廃棄用品などを活用した間仕切りを設置し、区民対応を行っている。

同課には4月に転入や戸籍の届出などの来庁者が集中するが、既製品の飛沫感染防止用のパネルは在庫がなく手に入りにくい状況となっていた。
そこで、同課の職員が、区役所内の他部署で廃棄予定だった大型ポスター用パネルの透明カバー部分などを用いることを考案。同パネルを消毒し、天井から吊るすことで、即席の飛沫感染防止パネルに変身させた。

窓口のサイズに応じて、廃棄予定のモップの柄を支柱代わりにクリアファイルを設置したり、食品用ラップを区民と接する高さに巻いたりするなど、身近にあるものを手作りして素早く対応。
いずれも、下部には空間があり、手続き書類の受け渡しができる。

戸籍住民課の担当者は、「このような大変な状況でも、職員は一丸となって区民サービスの提供と感染拡大防止策に取り組んでいる。必要なものが手に入りにくいのであれば、身近なもので代替させるなど、知恵と工夫でこの難局を乗り切りたい」と話した。

なお、区では東京23区初となるPDF形式による戸籍届出書(6種類)のホームページ公開を4月1日より始めている。この届出様式は、全国の自治体で使用可能のため、外出を避けることにも活用できる。


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