印刷コストを4割削減!戸籍事務用プリンター類を全庁共通複合機へ統合

更新日:令和2年11月4日

品川区は、戸籍事務用のシステム・端末・プリンターなどを更新し、全庁で使用している多機能複合機と統合させることで、戸籍事務用の帳票印刷コストを4割以上削減することに成功した。

 区では、平成26年度に、区役所内で使用するプリンター・コピー機・スキャナー・FAXを多機能複合機に統合し、同時にトナー購入方式からカウンター方式に変更することで、印刷コストの大幅な削減に成功していた。
 しかし、戸籍事務用プリンターなどは、戸籍事務システムのネットワークと庁内の一般的なネットワークが別回線で構築されているため、統合することができなかった。

 今回、戸籍事務システムのネットワークは分離させたまま、プリンターなどの周辺機器を全庁複合機に統合するため、戸籍情報システムのベンダーである(株)両毛システムズ(本社:群馬県桐生市)と1年以上前から入念に計画を練り、統合を実現。その結果、戸籍事務用の帳票印刷コストを4割以上削減できたほか、認証プリント機能のある全庁複合機に統合されたことでセキュリティレベルが向上した。また、専用プリンターなどの機器類が撤去され、事務スペースの改善にもつながった。戸籍事務用のプリンター類を全庁複合機に統合した例は全国でも珍しい。

 戸籍住民課の担当者は、「今回のプリンター類の統合は事務改善の一例に過ぎません。今後も住民第一の仕事をするために、現状に満足せず業務改善に努めていきます」と話している。

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