コロンビア共和国パラリンピック選手団への歓迎の気持ちが込められた区民からのプレゼントが、令和3年8月18日（水）に選手たちに届けられた。

　品川区とコロンビア共和国パラリンピック委員会は、平成31年3月に東京2020パラリンピック競技大会のキャンプ地とする合意書を取り交わし、パラ・パワーリフティングは8月6日～20日、ボッチャは8月8日～22日まで品川区内で事前キャンプを行っている。

　今回、区にプレゼントを届けたのは、七條 公美(しちじょう まさみ)さんと愛理(あいり)さん親子。公美さんは東京2020オリンピック大会の開会式で海外選手団を見ているときに、”コロナ禍で大変な思いをしながら日本に来てくれる選手たちに、何か自分にできることはないか”と思い一念発起。品川区民として、区内でキャンプを行うコロンビアのパラリンピック選手団に歓迎の気持ちを伝えるためにプレゼントを作ることにした。

　プレゼントの中身は、富士山と桜の背景に選手一人ひとりの名前を漢字で表したネームカードで、それぞれの漢字の意味を英語で記したメモも同封。そのほか、和柄の布から手作りした袋や折り紙、新幹線型の光るボールペンなど、日本をイメージしたグッズを、ボッチャ選手団7人とパラ・パワーリフティング選手団6人の計13人分を用意。
　8月17日（火）、プレゼントを手に区役所を訪れた公美さんは「コロナが落ち着いたときに、また日本を訪れたいと思ってもらえるように心をこめて作りました」と笑顔で話していた。

　公美さんと愛理さんから区が預かったプレゼントは翌日、こみゅにてぃぷらざ八潮で練習するパラ・パワーリフティング選手団と、総合体育館で練習するボッチャ選手団のもとに持参。通訳を介して受け取った選手たちは満面の笑みを見せ、記念写真を撮るなど心から喜んでくれた様子だった。