品川区役所職員を対象にした「認知症サポーター養成講座」を令和4年6月3日(金)に実施し、約20人の職員が受講した。

　区では、認知症高齢者等の支援を早期から行い、早い時期から安定した在宅支援が確保される体制をつくり、認知症になっても地域で安全に安心して暮らせるまちづくりを目指している。
　この講座では、職員が認知症の基礎知識や接し方などを学び、認知症について理解を深め、適切な区民対応ができるようになることを目的に実施。

　はじめに、高齢者地域支援課認知症サポート係の職員が講師となり、認知症の基礎について講義。認知症とはなにか、認知症の方が日常で困ることなどを解説した。
　続いて、認知症の方への接し方について、サポートするときに気を付けてほしいことなどを受講生にレクチャー。
   また、認知症サポーターとして、認知症の方への直接的な支援のほか、講座で学んだ知識を家族や友人に伝えることなど、職場だけでなく普段の生活の中でもできることを紹介した。

　最後に、認知症の方とそのご家族を支援する目印となる「オレンジリング」を配付し、担当者は「認知症の方を応援しますというリングです。ぜひ身につけて支援の意思を示し、今回学んだことなどをふまえ、認知症の方へ温かく接していただけたらと思います」と受講生へ伝えた。

　区では、今後も認知症の方とそのご家族を支援し、認知症になっても安心して住み続けられるまちづくりを実現するため取り組んでいく。