令和4年7月24日(日)、NPO法人日本ブラインドサッカー協会(JBFA)が品川区と特別共催でブラインドサッカートップリーグ「Shinagawa LIGA.i 2022第2節」を総合体育館(東五反田2-11-2)にて開催した。品川区は、JBFAとパートナーシップ協定を結んでおり、ブラインドサッカーを区応援競技として定めている。

　JBFAは、ブラインドサッカー初となるトップリーグ「LIGA.i」を今年4月に新設。従来は全国を4エリアに分けた地域リーグの上位入賞チームが出場するクラブチーム選手権で日本一を決めていたが、地域リーグとトップリーグの2つを設け、活動目的や理念が異なるチームが活動の場を選ぶことができるよう制度を変更した。JBFAおよびクラブチームがより一体となることで「視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会の実現」を目指している。
　記念すべき1回目となる今年は、国内で活躍する4チーム(パペレシアル品川、埼玉T.Wings、free bird mejirodai、buen cambio yokohama)が参加。総当たり式で全3節実施され、初代王者が決定する。
7月18日(月・祝)に浜松アリーナ(静岡県浜松市)にて第1節が開幕し、今回が第2節の開催となる。

当日は多くの観客の大きな拍手に迎えられ選手が入場。試合が始まると、選手はボールの音やチームの声を頼りにボールを追いかけ、熱戦を繰り広げた。試合の合間には元サッカー日本代表でLIGA.I大会特別アンバサダーの北澤豪さんや和氣副区長が来場し挨拶。最後にパペレシアル品川とタイ代表チームがエキシビションマッチを行い、ゴールが決まると観客席から大きな拍手と歓声が上がった。

都内在住の親子は「競り合ったとても面白い試合展開でハラハラした」「普通のサッカーと違い声を出して応援できない分、ゴールした瞬間の盛り上がりがいちばん面白いと思います」と感想を話した。

【試合結果】
第1試合：パペレシアル品川 1-2 埼玉T.Wings
第2試合：free bird mejirodai 1-0 buen cambio yokohama
エキシビションマッチ：パペレシアル品川 0-1 タイ代表チーム