品川区は、区内小学生とその保護者を対象にした「食品ロス削減・使い捨てプラスチック削減推進　区内企業・学校連携イベント“もったいない食材”をみんなで食べよう！」を、8月29日(月)、エコルとごし(豊町2-1-30／本年5月に戸越公園内にオープンした区立環境学習交流施設)で実施。親子16組(35名(大人16名・子ども19名))が参加した。

　このイベントは、区内企業である株式会社ローソンとオイシックス・ラ・大地株式会社、区内の青稜高校の協力により開催。
　食を通じて食品ロスや使い捨てプラスチック削減について考える契機とし、夏休み最後に家族の交流や食をサポートすることがねらい。

　初めに、株式会社ローソンの西さんからローソンについてのクイズが出題。ローソンの本社の場所などさまざまな問題が出題された。続いて、店舗で行っているプラスチック削減・食品ロス削減への取り組みをイラストや映像を用いてわかりやすく解説。子どもたちもメモを取りながら真剣に話を聞いていた。

　環境について学んだ後は、当日に青稜高校SDGs部の生徒たちとローソンのスタッフが作ったカレーライスが提供され、子どもたちはおかわりをするなど“もったいない食材”で作ったカレーを堪能していた。
　参加した親子は「子どもにもSDGsをわかりやすく伝えたいと思って参加しました。子どもも理解しているようだったのでよかったです」「区内の企業や学生さんがいろいろなSDGsの取り組みをしていてびっくりしました。カレーとてもおいしかったです」と話していた。

　なお、イベントで活用したお米は、株式会社ローソンから直営店のプラスチック製レジ袋の収益金の一部を活用し、提供された生米を使用。また、店舗への納品期限は迎えたが、消費期限を迎えていないフライドフーズも提供された。カレーに使用された野菜はオイシックス・ラ・大地株式会社から提供があったふぞろい野菜を使用。容器は、さとうきびの搾りかすで作られた「モールド容器」を使用した。