今年5月にオープンした品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」が、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催する「第16回キッズデザイン賞」を受賞した。

　キッズデザイン賞は、子どもや子どもを産み育てることに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度で、「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たすものの中から優れた作品が選出される。
　今回、エコルとごしは、子どもの感性や創造性の育成、多様な知識の取得や運動能力の向上に寄与する施設として『子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン』部門での受賞となった。

　エコルとごしは、環境について楽しみながら学べる施設で、暮らしと自然環境とのかかわりを疑似体験できる映像展示や、「みる・きく・さわる」といった体感を重視した常設展示を備えているほか、多彩なイベントを開催している。
　また、区民や公園利用者の憩いと交流の場としても利用できるよう、木のぬくもりあふれるコミュニティラウンジや乳幼児向けのキッズスペース、貸室などを設けている。

　区は、今後も、未来をつくる子どもたちのため、持続可能な社会の実現をめざし、環境保全活動の推進や学びの場の提供など、様々な取り組みを行っていく。