令和4年度東京都・品川区合同総合防災訓練を実施

更新日:令和4年9月4日

品川区は、東京都や各機関・企業との連携の強化および自助・共助に基づく地域防災力の向上を図るため、東京都・品川区合同総合防災訓練を9月3日(土)・4日(日)に区内各所で実施した。都との合同訓練は45年ぶり。

 9月3日(土)は、都からの応援物資を、品川区内の輸送拠点から陸路や水路等を活用して避難所まで輸送する緊急支援物資輸送訓練と、区立小山台小学校(小山台1-18-24)で避難所運営訓練を行った。
 また、防災意識の向上を目指す参加・体験型訓練として、都立林試の森公園(小山台2)などで初期消火、救助・救護等体験や、幅広い防災展示を実施し、多くの来場者でにぎわった。避難所運営訓練に参加した地域住民は、「配給物資の配り方など、実際に体験しないと分からない点を確認できた。実際の災害時に今日の訓練を思い出し、活用できるようにしたい」と感想を話していた。

 9月4日(日)には、西大井広場公園(西大井1)で、防災機関等による救出救助訓練を行った。建物倒壊や大規模火災等の複合的な災害を想定し、区と警察・消防・自衛隊・海外救助隊、地域住民等が連携した訓練を実施。テーマの1つに防災DXを掲げ、ドローンを活用した空中撮影なども取り入れた。
 会場の混雑を避けるため、訓練内容は東京都公式動画チャンネルの「東京動画」での配信のほか、しながわ防災体験館(区役所第二庁舎2階)でパブリックビューイングも行った。
 また、しながわ中央公園(西品川1)で、備蓄品リストなどを楽しみながら覚える防災サッカーを実施。講師は、男子サッカー元日本代表の石川 直宏さんが務めた。そのほか、東京都および品川区の福祉保健部門、医師会、日本赤十字社等と連携した、緊急医療救護所における初期医療措置等を検証する医療救護訓練や、検視・検案および身元確認訓練を実施した。

 4日の各訓練を視察した小池 百合子東京都知事は、救出救助訓練の最後に「これまでの災害の教訓を肝に銘じ、日頃の備えや訓練に取り組むことで、地域の防災力を更に高めるようお願いします」と講評。濱野 健品川区長は「今回の合同防災訓練で実施した内容もしっかり検証し、来年度修正を予定している地域防災計画に反映させ、公助を一層充実させるべく努めていきます」と話し、訓練は終了した。

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