品川区立宮前小学校と立正大学との連携プロジェクト～「未来の食と農」のために私たちができること～を、令和4年9月20日（火）、立正大学品川キャンパス（大崎4-2-16）で実施し、同校の6年生が食や農について学んだ。

このプログラムは、児童たちが、都市農業の推進や流通・地産地消などが自分たちの生活・食に関係していることを理解し、SDGsの中に環境問題に関する目標があることを学習。農家の取り組みや知識を理解することで、将来の食と農について関心を高めることが目的。

初めに、立正大学法学部　西谷 尚徳准教授が、都市農業には、景観と交流の創出・食育と教育・地産地消・環境保全・防災の機能があることを説明。続いて、5つのブースで、「有機栽培ってナニ？」「迫り来る食糧危機」「日本の農家減少」「六次産業化とは？」「海外と日本の野菜の売られ方の違いについて」をテーマに、西谷ゼミナールのゼミ生などが講師となり、それぞれの取り組みについて話した。5ブースの内、児童が学びたいことを自ら選択し、3つのブースを選んで話を聞いた。学生がフィールドワークなどで学んだことを説明すると、児童たちはノートをとりながら熱心に話を聞いていた。
　
話を聞き終わった児童は「自分では調べられないようなことを大学生が教えてくれたので、とても勉強になった」と感想を述べ、学生は「児童から思いもよらない質問が寄せられ自分もまだ勉強不足だと実感した。教えながら自分も教えられた」と話していた。