品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」が2022年度グッドデザイン賞を受賞

更新日:令和4年10月7日

本年5月にオープンした品川区の環境学習交流施設「エコルとごし」が、2022年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞した。

 グッドデザイン賞は、国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会における課題の解決や新たなテーマの発見にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されている。
 今回「エコルとごし」は、『公共の建築・空間』部門での受賞となった。

 「エコルとごし」は、緑豊かな戸越公園内に位置し、様々な視点で『地球環境』に向き合い、学習につなげる施設。
 建築物は、太陽光発電や地中熱による空調など、環境に配慮した技術を様々導入し、都内公共建築物としては初となる、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の「Nearly ZEB」認証を取得。建築物自体も環境学習の1つとなっている。
 施設の第一ターゲットを『未来をつくる子どもたち』とし、自ら環境に関心を持ち行動する心の芽生えにつながるよう、体感を重視した環境学習展示や、その下支えとなる建築物を計画。展示物としては、日常の暮らしと自然環境とのかかわりをダイナミックな映像によって疑似体験できる「大型映像展示」などを設置した。
 また、憩いや交流の場として、「コミュニティラウンジ」を設置。内装材には、区と交流・連携のある自治体の木材を多用し、緑豊かな眺望と相まって、安らぎとくつろぎの場を形成している。外観は、戸越公園内の樹木を活かしながら、隣接する公園の門から連続する構成とし、また建物の高さを抑えることで、公園全体との調和を図った。
 これらの次代を担う子どもたちに向けた、行政主導による様々な工夫が評価され、受賞につながった。

 区は今後も、使いやすさと安全性を追求しながら、施設ターゲットや周辺環境、施設機能に応じた建築物のデザイン計画を検討し、社会課題の解決に繋げていく。

※こちらの情報は、上記日付による報道機関向けのプレスリリースを掲載したものです。
 現在の事業等と内容が異なる場合がございますのでご了承ください。