エコルとごしが、運用段階においても「Nearly ZEB」を達成!

更新日:令和5年4月18日

品川区では、脱炭素社会の実現や、SDGsの目標達成に向け、快適な室内環境を保ちながら年間で消費する建築物のエネルギー量が大幅に削減された建築物である「ZEB(ネット・ゼロエネルギー・ビル)」や「ZEH-M(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス・マンション)」の施設整備を進めている。

 都内公共建築物として初となる「Nearly ZEB」認証を取得した、区立環境学習交流施設「エコルとごし」は、竣工後の令和4年4月よりエネルギー使用量の管理を開始し、1年が経過したことから、令和4年度の運用実績を取りまとめた。

 本施設の年間一次エネルギー使用量は、基準となる使用量に対して66%の削減(省エネ)、施設屋上に設置された太陽光発電システムにより創り出されたエネルギー(創エネ)との組み合わせにより、設計値である91%削減を大きく上回る97%の削減となり、運用実績においても「Nearly ZEB」を達成した。

 背景には、区・運営者・設計者等をはじめとした関係者が、エネルギー使用量等をクラウドで管理するとともに、定期的な会議体を設け、空調機器の運用の工夫等を試みたことが、大きく影響した。

 区では、運営2年目となる令和5年度においても引き続き関係者と連携を図り、運用方法の最適化などによる、より効果的なエネルギー使用について検討し、来館者の快適性を保ちつつ更なるエネルギー削減に努めていく。また、本施設での経験を踏まえ、他区有建築物で計画を進めているZEB建築物の設計や運用等に活かしていく。

 なお、運用実績の詳細については、今後、区ホームページ等で公開する予定である。

※こちらの情報は、上記日付による報道機関向けのプレスリリースを掲載したものです。現在の事業等と内容が異なる場合がございますのでご了承ください。