【事前】7.1 がん患者へのアピアランスケアを強化 ウィッグや胸部補正具の購入費助成を開始

更新日:令和5年6月30日

品川区は、がん治療に伴って外見が変化した区民を対象に、ウィッグ(かつら)や胸部補整具の購入・レンタル費を助成する事業を令和5年7月から開始する。

がんの治療中は、脱毛や肌の変色、爪の変化、手術による傷、皮膚炎といったさまざまな外見の変化が起こることがあり、その変化に対するケアである「アピアランスケア」は、近年、性別・年齢を問わず、外見の変化が気になる患者に行われるようになっている。

区ではこれまでもアピアランスケアにおける心理的サポートとして、夜間がん相談窓口事業や区内がん診療拠点病院のがん相談支援センターとの連携事業などを行ってきたが、ウィッグや胸部補正具などを使用するための実費を助成することで、サポートを強化する。

令和5年4月1日以降に購入・レンタルしたウィッグや胸部補正具が対象で、費用を支払った日の翌日から1年以内であれば、3万円を上限に実費で助成する。

区の担当者は「この助成制度が、外見が変化したことで、周りの人からどう思われるか気になるなどの悩みをお持ちの方の力になれればと思っています」と話している。

※こちらの情報は、上記日付による報道機関向けのプレスリリースを掲載したものです。現在の事業等と内容が異なる場合がございますのでご了承ください。