【全国初】公立特別養護老人ホームで「ZEB」認証を取得 ゼロカーボンシティしながわの実現へ

更新日:令和6年1月9日

品川区は、公立の特別養護老人ホームでは全国初、また民設を含む都内の特別養護老人ホームにおいても初(※1)となるZEB認証を、令和5年12月26日(火)に、品川区立八潮南特別養護老人ホーム 増築棟において取得した。

 区では、品川区長期基本計画や総合実施計画に基づき、快適な室内環境を保ちながら年間で消費する建築物のエネルギー量が大幅に削減された建築物である「ZEB(ネットゼロエネルギービル)」や「ZEH-M(ネットゼロエネルギーハウス マンション)」の建設を進めている。

 品川区立八潮南特別養護老人ホーム 増築棟は、外部に面する壁やサッシ等の断熱性能を高めるとともに、高効率の空調設備や太陽光発電システムの設置により、設計段階で建築物のエネルギー消費量の58%削減(ZEB Ready)を実現。
 今回の取得で、区有施設の「ZEB」の認証取得は6施設、「ZEH-M」を含めると7施設となり、ZEBの先導的建築物のオーナーである「ZEBリーディング・オーナー」として登録されている自治体において、引き続き全国で最多の取得数(※2)を有する。

 区は、ゼロカーボンの実現に向け、今後も「ZEB」等の認証取得をはじめとした施設整備を継続していく。

【品川区立八潮南特別養護老人ホーム 増築棟】
住所:八潮5-9-2(令和8年度 竣工予定)
構造規模:RC造、地上3階建、延べ床面積 約6,280平方メートル
主な機能:特別養護老人ホーム 94床(ショートステイを含む)、認知症高齢者グループホーム27床

※1 一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 事例データ一覧(公開資料)による
※2 一般社団法人環境共創イニシアチブ ZEBリーディング・オーナー一覧による(令和5年11月末時点)

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