共生社会の実現を目指して 認知症基本法について学ぶ講演会を実施

更新日:令和6年2月14日


 令和6年1月1日に施行された、認知症基本法について学ぶ講演会を令和6年2月14日(水)に区役所にて開催した。

 「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」は、急速な高齢化の進展に伴い、認知症の方が増加している現状を踏まえ、認知症の予防等を推進しながら、認知症の人が尊厳を保持しつつ社会の一員として尊重される社会の実現を図ることが目的。

 区では、「認知症になっても安心して住み続けられるまち」を実現するために、さまざまな取り組みを行っており、この講演会も啓発事業の一環として開催。
 東京都健康長寿医療センター 認知症未来社会創造センターの粟田主一 センター長を講師に招き、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法~誰もが住みやすいまち『しながわ』を考える~」をテーマとして実施した。

 新しく認知症基本法が制定された背景から概要まで紐解いてわかりやすく解説するとともに、認知症当事者の人権に関する世界の動向、認知症フレンドリー社会の実現に向けた基本原則や日本の動向なども詳しく説明。
最後に、認知症の方が個人の尊厳を保ち希望をもって地域で暮らし続けるためには、社会的孤立をなくし、周囲の信頼関係の形成を行い、チームによる継続的支援を行うことが重要であると話し、講義は終了した。
 
 実施後のアンケートでは「認知症と診断されると特別扱いされる雰囲気があるが、本日の講演会で社会に参加できる、区別をしないことが大切と聞き、共感しました」という感想が寄せられた。

※こちらの情報は、上記日付による報道機関向けのプレスリリースを掲載したものです。現在の事業等と内容が異なる場合がございますのでご了承ください。