貸与タブレット端末から気軽に相談可能に 児童・生徒用「ヤングケアラー相談ツール」を導入

更新日:令和6年3月5日

品川区は、区立学校の児童・生徒に貸与しているタブレット端末に「ヤングケアラー相談ツール」を導入した。

 区では今年度、区内在住の小学4年生から高校3年生相当の年齢を対象としたヤングケアラーの実態調査(アンケート)を実施した。その結果、自身の悩み等について気軽に相談ができる場所や、SNSを通じての相談が求められていることが分かった。

 令和5年7月から、無料通信アプリLINEを活用した「品川区ヤングケアラーサポートLINE」を開設し当事者からの相談を受け付けているが、LINEを利用できない児童・生徒は、Web上での相談ツールを利用できない状況にあったため、今回新たに、区から全児童・生徒に貸与しているタブレット端末上に、相談の入り口となるツールを導入した。

 タブレット端末上に配置したアイコンをタップし、表示される連絡フォーム内の項目(「だれが」、「どのような状況か」、「具体的な状況の内容」、「学校」、「学年」、「名前」)を選択・入力すると、メールが子ども家庭支援センターへ送信される仕組み。入力された内容を子ども家庭支援センターと学校で共有し、ヤングケアラーコーディネーターを中心に、連携しながら対応を行っていく。

※こちらの情報は、上記日付による報道機関向けのプレスリリースを掲載したものです。現在の事業等と内容が異なる場合がございますのでご了承ください。