【都内公共施設初!】既存地建築物の改修で「ZEB」認証を取得

更新日:令和6年3月14日

品川区は、都内の公共施設では初(※1)となる既存建築物の改修によるZEB認証を、令和6年2月29日に、「(仮称)八潮在宅子育て支援施設」および「大原児童発達支援センター等複合施設」において取得した。

 区では、品川区長期基本計画や総合実施計画に基づき、快適な室内環境を保ちながら年間で消費する建築物のエネルギー量が大幅に削減された建築物である「ZEB(ネットゼロエネルギービル)」や「ZEH-M(ネットゼロエネルギーハウス マンション)」の建設を進めている。建築物の脱炭素化に向け、今までは新改築の機会を捉えてZEB化を進めてきたが、今後引き続き使用する既存建築物への対策も不可欠である。
 今回の2施設は、施設の老朽化や機能更新などによる大規模改修に併せてZEB化を実現。壁やサッシ等の断熱性能の向上や太陽光発電システムの設置に加え、既存施設の改修である利点として、施設のこれまでの使用実態やエネルギー消費量を把握していることを生かし、適切な空調能力を持った機器を導入した。

 これにより、区有施設の「ZEB」の認証取得は8施設、「ZEH-M」を含めると9施設となり、ZEBの先導的建築物のオーナーである「ZEBリーディング・オーナー」として登録されている自治体において、引き続き全国で最多の取得数(※2)を有する。

【(仮称)八潮在宅子育て支援施設】
 住所:八潮5-8-41(令和6年度 竣工予定)
 認証分類:Nearly ZEB(従来の建築物と比較して81%削減)

【大原児童発達支援センター等複合施設(大原児童発達支援センター・大原児童センター)】
 住所:戸越6-16-1(令和7年度 竣工予定)
 認証分類:ZEB Ready(従来の建築物と比較して58%削減)

 ※1 一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 事例データ一覧(公開資料)による
 ※2 一般社団法人環境共創イニシアチブ ZEBリーディング・オーナー一覧による(令和6年2月末時点)

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