宮内庁寄贈のヒツジグサ 美智子さま生家跡地「ねむの木の庭」で開花

更新日:令和6年6月28日


 令和6年6月28日(金)、品川区立公園「ねむの木の庭」(東五反田5-19-5)で、宮内庁から寄贈いただいたヒツジグサが開花した。このヒツジグサは皇居や赤坂御用地で栽培されたもので、同月25日(月)に2鉢が届き、上皇后美智子さまのご実家があった正田邸跡地である同園にて、一般公開している。

 ヒツジグサは、上皇上皇后両陛下の第一皇女であった紀宮内親王殿下(現:黒田清子様)のお印で、日本原産の固有種。小さな池や沼地などに分布し、白い花を初夏から夏にかけて開花するが、近年、池沼・湿原等の開発や水質悪化等により減少し、絶滅危惧種にしている地域もある。
 区としては、上皇上皇后両陛下がこのような状況にあるヒツジグサの保全を大切なこととお考えであると伺っており、このたびの寄贈は、宮内庁から区に相談があって実現した。

 「ねむの木の庭」は、2004(平成16)年に開園した区立公園で、園内にはプリンセスミチコをはじめとして、美智子さまゆかりのネムノキやシラカバなどが植えられ、四季を通じて様々な花や草木が楽しめる憩い場として、区民に親しまれている。園の名称は、美智子さまが高校生時代に作詞した「ねむの木の子守歌」から名付けたもの。

 森澤恭子品川区長「この度、宮内庁からヒツジグサの寄贈を受けたことは、品川区にとって大きな喜びです。上皇后美智子さまの生家であった『ねむの木の庭』で大切に育てるとともに、このヒツジグサの開花を期に、さらなる自然保護や環境教育について品川区から発信していければと考えております」

【ねむの木の庭】
住所: 品川区東五反田5-19-5  
開園時間: 午前9時~午後5時
入園料: 無料
交通機関: JR・東急池上線・都営地下鉄浅草線「五反田」駅から徒歩15分

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