「ユースヘルスケアしながわほけんしつ」令和7年から本格実施

更新日:令和6年12月26日


 品川区は令和7年1月から若者の心と体の健康相談事業として「ユースヘルスケアしながわほけんしつ」を本格実施する。

 本事業は、都内区市町村として初めて実施するもので、令和6年6月、全国初となる生成AIを活用した補正予算の編成から実現した。
 令和5年度の全区民アンケート約10万人分の自由記述欄、文字数にすると約650万文字相当を生成AIによって分析し、頻出分野とその具体的内容を客観的に抽出したところ、「心と身体の健康」という区民ニーズが浮き彫りとなった。特に子どもたちからは、「自分自身の心と身体の健康」、「誰もが平等に過ごせる環境」を望む声が上がっているという分析結果から同施策の実施につながった。

 具体的には、水曜日を除く平日の午後4時~9時と、日曜日の午前10時~午後3時に公認心理士、保健師などの専門資格を持った相談員が待機して、チャットでの相談に応じる。時間外はチャットボットによる自動応答で回答するほか、月1回の対面相談会を開催し、相談員の顔が見える形式で対応する。

 今年4月1日に施行した「品川区ジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会を実現するための条例」の制定を踏まえ、若者のリプロダクティブ・ヘルス/ライツを守ることでウェルビーイングを向上させ、誰もが自分らしく生きられる、ジェンダー平等の社会の実現を目指していく。

【事業概要】
対象者:区内在住の中学生以上の10代の若者
    ※チャット相談、対面相談会のいずれも本人のみが対象
しなわかチャット:定められた相談日時に、専門資格を持つ相談員がチャットにて相談受付。
しなわかカフェ:遊びながら心や身体に関する知識などを身につけられるオープンスペースや、個別ブースで相談員の相談対応
<本格実施初回の実施日>
令和7年1月22日(水)(会場:東中延児童センター)

※こちらの情報は、上記日付による報道機関向けのプレスリリースを掲載したものです。現在の事業等と内容が異なる場合がございますのでご了承ください。