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戸越八幡神社石造狛犬
更新日:令和6年12月3日
戸越八幡神社石造狛犬 | |
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種別 | 有形民俗文化財 |
指定番号 | 第五号 |
所在地 | 戸越2-6-23 戸越八幡神社 |
指定年月日 | 昭和53年11月22日 |
見学 | 可 |
詳細 | この一対の狛犬は、延享三年(一七四六)戸越村の村民が当社に奉納したもので、社殿の手前、参道敷石の両側に建てられている。 社殿に向かって右の狛犬は、像高六三・七、像の長さ五七・〇、肩張二九・〇センチメートル。向かって左の狛犬は、像高六五・〇、像の長さ六一・〇、肩張二六・〇センチメートル。安山岩でできていて、保存状態は良好である。 願主として、台石の正面に大きく刻まれている「安清」については明らかではないが、左右の台石の各三面に刻まれた戸越村字本村・平塚・原の総員二百七名にのぼる人名は、当時の戸越村を構成していた村民の大部分の氏名と考えてよいと思われる。 また、この台石には、「本村庚申講中十三人」「平塚庚申講中八人」の銘文が見え、民間信仰にかかわる講集団の存在と規模を示している。 『新編武蔵風土記稿』が編纂された文化年間(一八〇四~一八)の戸越の戸数は三三一戸であるから、これより数十年遡った延享期(一七四四~四七)の戸越村村民のほとんどの姓名が把握できる点で、この種の史料の乏しい環境の中にあって、貴重である。その上、石造遺物の面から見ても、区内最古の狛犬として、重厚な作風を示すものであり価値が高い。 |
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