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戸越八幡神社奉納絵馬
更新日:令和6年12月3日
戸越八幡神社奉納絵馬 | |
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種別 | 有形民俗文化財 |
指定番号 | 第十五号 |
所在地 | 戸越2-6-23 戸越八幡神社 |
指定年月日 | 昭和58年3月12日 |
見学 | 不可 |
詳細 | 社殿内の四方の長押に懸け並べられており、記年銘のあるものニー面のうち、最古のものは安政四年(一八五七)、最も新しいものが大正五年(一九一六)である。江戸期に奉納されたものは四面、明治期に奉納されたものは十六面を数えることができる。 奉納者は、戸越村の村民で、描かれた図柄は当社の祭神にかかわる神功皇后を題材とするものが多いが、社前参詣図もかなりある。安政五年(一八五八)奉納の社殿上棟図額は、当社の旧状をよく示しており、しかも、社殿の建築年代を明確にするものとして史料価値が高い。また、安政五年に奉納された天岩戸図額(春川重次画・落款あり)や同じ年に奉納された神馬図額(製作者不明)は、共に大型で、図柄は浮世絵の筆致で描かれ、美術的にも注目すべきものである。共に作者については明らかでない。 江戸時代以降明治・大正期にかけて盛行した社寺への絵馬奉納の習俗は、多くの遺品をもたらしたが、戸越八幡神社の奉納大絵馬は、大正五年の献額を最後に途絶えた。昭和期に入って衰え、戦後は滅失の一途をたどっており、最近は受験祈願の小絵馬奉納に移行している。 当社のように大型、中型の絵馬が数多く、しかも良好な保存状態で遺っている例は少なくて、貴重である。 |
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