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小山台一丁目石造庚申供養塔
更新日:令和6年12月3日
小山台一丁目石造庚申供養塔 | |
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種別 | 有形民俗文化財 |
指定番号 | 第二十二号 |
所在地 | 小山台1-21-17 |
指定年月日 | 平成元年3月14日 |
見学 | 可 |
詳細 | この供養塔は、もともと、品川用水に沿って北上する碑文谷道のほとり、「お猿橋」付近に建てられていたものであるが、戦後、旧位置の東側、目黒方面に通じる道に移され現在に至っている。 この庚申供養塔は、延宝二年(一六七四)旧戸越村槍ヶ先(崎)の集落の人々によって建てられたもので、戦前までは、旧村民十数戸により結成されていた庚申講によって維持されていた。これらの人々は、「庚申待」の行事も行っていたが、戦後庚申講は廃絶し、現在は町内の有志によって維持されている。 石搭の中央には、「如等所行是菩薩道漸々修学子孫悉當成佛」とあるが、これは法華経薬草喩品の一節で、庚申供養塔の銘文としてしばしば登場する。冒頭の「如等」は、「汝等」の誤記と思われる。 この供養塔は、木造の小さなお堂(お猿橋庚申堂)の中にあり、保存状態は、おおむね良好である。旧戸越村北部地域における、江戸時代初期の民間信仰の様子を示す資料として貴重なものである。 |
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