絹本着色阿弥陀三尊来迎図

更新日:令和6年12月3日

絹本着色阿弥陀三尊来迎図

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種別  有形文化財(絵画)  
指定番号  第五号
所在地  西大井5-22-25 養玉院
指定年月日  昭和57年2月10日
見学  限定で可(2月15日前後の1週間程度公開(15日涅槃会にはどなたでも参加可)
詳細  三尊とも斜め左向きで、雲上の踏分け蓮台の上に立ち、臨終の信者を極楽浄土へ迎える来迎の様相である。
 中央の阿弥陀如来は、腰を前に出して立ち左下を見ている。右手は胸の前に挙げ、左手は垂れて、共に第一指と第二指との先を接する来迎の印を結び、如来の前下の観世音菩薩は腰をかがめて宝冠を戴き、蓮台を手にし、如来の背後の地蔵菩薩は僧形、頭を左下にかしげ、右手に錫杖、左手に宝珠を持つ。室町時代の作と推定される。
 通常の来迎図の挟(脇)侍は観音・勢至の二菩薩であるがこの図のように観音・地蔵の二菩薩とする例は珍しく、『法然上人行状画図』巻一三にある、建仁二年(一ニ〇二)藤原宗貞が京都雲居寺の北東に堂を建てて安置したと伝えられる像に見られる。
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