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石造線刻地蔵菩薩坐像
更新日:令和6年12月3日
石造線刻地蔵菩薩坐像 | |
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種別 | 有形文化財(彫刻) |
指定番号 | 第二十号 |
所在地 | 西大井5-22-25 養玉院 |
指定年月日 | 平成3年3月26日 |
見学 | 不可 |
詳細 | 安山岩の表面に、結跏趺坐する地蔵菩薩坐像を線刻にしている。像は、左手に法珠、右手に錫杖をとり、衲衣の上に環袈裟を付ける。面相は、丸く、眉を弧線状にあらわし、切れ長の眼は、ややつり上がっている。唇も意志的で力強く結んでいる。首には、三道を刻み、肉付きのよい体躯の表現も立体感を巧みにあらわしている。衣文線も簡潔な線で、よく衣のふくらみを出している。裾の部分は、二重の平行線でふちどり、独特な装飾性を見せている。 本像の蓮華座の下に銘が刻み込まれ、この地蔵菩薩が、江戸時代に、念仏講衆二十五人の結縁によって制作されたものであることが分かる。 この石造線刻地蔵菩薩坐像は、制作も優れ、造像の理由や制作年代、さらには、伝来も明らかなものとして貴重である。 |
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