木造服部嵐雪坐像

更新日:令和6年12月3日

木造服部嵐雪坐像
              
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種別  有形文化財(彫刻)  
指定番号  第十二号
所在地  東大井4-5-2 泊船寺
指定年月日  昭和60年3月14日
見学  不可
詳細  木造・寄木造・古色。芭蕉の高弟服部嵐雪の肖像彫刻。羽織を着て端座し、両手を腿上にのせ、右手は物を握る形。頭部以外は刀痕を残す。左裾先と右第一指先が欠失している。
 服部嵐雪は承応三年(一六五四)淡路国(現兵庫県)に生まれたと伝えられるが、一説には江戸の生まれともいう。幼い頃、父に従い江戸で新庄隠岐守(常陸・麻生藩、現茨城県)、後に井上相模守(常陸・笠間藩)に仕え、以来諸大名に転じながら武士の生活を送った。延宝年間(一六七三~八〇)芭蕉の門に入って俳諧師となった。
 芭蕉の高弟として、其角と共に芭蕉門下の双璧であった。
 芭蕉も、「草庵に桃桜あり、門人に其角・嵐雪あり」と賞したほどの両人であった。宝永四年(一七〇七)十月、五十五歳で没した。

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