典籍「南浦地名考」

更新日:令和6年12月3日

典籍「南浦地名考」
              
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種別  有形文化財(典籍)
指定番号  第一号
所在地  大井6-11-1 品川歴史館
指定年月日  平成2年3月13日
見学  品川歴史館現在展示無し
詳細  本書は、旧大井村を中心とした現在の品川区と大田区に及ぶ江戸南郊の地誌である。
安政四年(一八五七)の隣峩斎松江の写本と推定される。現在の状況は、折本仕立に修復されている。
 作者は、旧大井村名主の大野五蔵惟図で、寛政年間(一七八九~一八〇〇)に撰述したものである。惟図は、俳号を杜格斎景山といい、俳諧にひかれ、『花守隋筆』など多くの著作があるといわれるが、その大部分の所在が判明しない。
 写本ではあるが、近世後期の本区域内に関する類の少ない地誌で、しかも、すでに市街化していた品川宿ではなく、農村部の大井村を中心に展開した在住文化人の活動を知る上でも、貴重な典籍である。

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