添浦高札(2)

更新日:令和6年12月3日

添浦高札(2)
              
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種別  有形文化財(歴史資料)  
指定番号  第二号
所在地  大井6-11-1 品川歴史館
指定年月日  平成元年3月14日
見学  品川歴史館現在展示無し
詳細  高札とは規則や命令などを書いて、往来等見やすい所に掲げて世間に知らせた板札をいう。その中で全国津々浦々に建てた高札が浦高札と呼ばれるもので、江戸幕府の浦高札は、元和七年(一六ニー)に建てられたのが始めとされている。
 その後、品川浦の猟師町でも浦高札場が設置されるが、その時期ははっきりしない。現存するものは「正徳の浦高札」の二枚で、その一枚は寄木神社所蔵の正徳二年(一七ーニ)のもの、もう一枚が品川歴史館所蔵の、この浦高札で、二年後の正徳四年十一月に発せられた抜荷買禁制のものである。
 浦高札の大きさは、両端の縦三九・〇、中央部縦四四・〇、横ーー六・〇センチメートルの横長いもので、右側の一部が腐蝕しているため、触書の一部が解読困難となっている。
 この添浦高札は、正徳二年設立の浦高札と共に全国に広く建てられ、改廃・再建をされることもなく幕末まで長く掲げられたが、明治政府発足と共に、大方の浦高札が撤去されたため、現存するものが非常に少なく貴重な資料である。
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